ブレーキのエア抜き方法

2人で行なうエア抜き方法

 

 

 

先ずは準備をしましょう。キャリパーの裏側にあるブリーダープラグを見つけ、そのキャップを外してブリーダープラグにメガネレンチをあてがいます。続いてビニールパイプをブリーダープラグにはめ込みます。

 

 

準備が出来たらブレーキを踏む人とブリーダーを緩める人とに別れて作業を開始します。一人は運転席に座ってブレーキペダルを踏みっぱなしにします。そうしたらブリーダーを緩める人に合図を送ります。合図を受け取ったらブリーダーを緩める人はブリーダーを緩めます。

 

 

ブリーダーはそんなに緩める必要はありません。2分の1回転か3分の1回転程度緩めれば十分です。あまり緩めてしまうとかえってトラブルの元となりますので注意しましょう。この時に、ブレーキペダルを踏んでいる人はブレーキペダルがさらに奥に行くと思いますので、それを絶対に戻さないようにしましょう。

 

 

ブリーダーを緩める人は、フルードが出て来なくなったところでブリーダーを閉めます。そこで相手に合図を送ります。そして、この一連の作業を何回か繰り返していきます。何回かやっている内にエアが出てこなくなれば、作業は終了です。

 

 

注意することは、ブレーキシリンダーの上にあるリザーブタンク内を絶対に空にしないことです。そこが空になるとそこからエアを吸ってしまって、かなり面倒なことになります。したがって、リザーブタンクの残量をこまめにチェックしながら作業を行ないましょう。